EduTownとは

EduTownとは

EduTownは、「今日的な教育課題への対応」「先生への新たなサポート」「地域社会の活性化に貢献できる人材の育成」をテーマとした教育総合サイトです。
2017年2月の時点で約100万人の学校の先生と児童・生徒が利用しています。

EduTownは大きく3つのエリアで構成されています。
①学校サポート、②ショップ、③今日的な教育テーマのエリアです。

学校サポート
対象:学校の先生
先生方の日々の授業ですぐに使える資料や教材を配信しています。先生のコミュニティサイト(高校数学版)もあり、指導上の工夫や質問を先生同士で行うことが可能です。
学校サポートのサイトは全て先生専用のページで構成されています。ご利用にあたりログインが必要になります。
教育資料データベース「東書Eネット」
デジタル教材配信「Webライブラリ」
先生コミュニティ「教えUP!」(β版として高校数学版を公開中)。
ショップ
対象:学校の先生、小中高校生、保護者
教育に特化したオンラインショップです。学校で使える教材から家庭でご利用いただけるアプリや映像をご案内します。
教育専門オンラインショップ「東書Webショップ」
家庭向けコンテンツパーク「EduTownショップ」
今日的な教育テーマ
対象:学校の先生、小中高校生、保護者
「キャリア教育」「グローバル教育」「モノづくり」など教科横断的な視点で取り扱い、調べ学習に役立つ記事やアプリを紹介していきます。子どもたちが良質なコンテンツに出会い、インターネットとの正しい付き合い方を自然と身につけるようなサイトを目指しています。
「EduTown あしたね」(キャリア教育、職業調べ)
「EduTown 図書館」(知的好奇心をくすぐる)
「EduTown モノづくり」(発見!密着!子どもたちのためのモノづくりサイト)
「EduTown モノづくり世界一」(日本が世界に誇るモノづくり)
「EduTown UNITE もっとグローバルに!」(グローバル教育)
「EduTown 聞き書き甲子園」(農山漁村探訪 高校生が名人に聞く)
「EduTown あそびのひろば」(あそびのアイディア)

監修者から
先端企業と共に進化する CSVとしての「EduTown」
ユニバーサルデザイン研究所所長 赤池学

 日本の学校教育において、産業教育の未成熟についてはかねてから言われてきたことだが、情報技術が成熟し、「デジタル教科書」が台頭した今こそ、キャリア教育に関わるプログラム開発に本格的に着手する絶好の機会である。
 私は、東京書籍の「新編化学」や「科学と人間生活」など、高校理科教科書の企画・執筆に関わってきたが、そこでは商品や施設開発を行うデザイナーとしての生業を活かし、顧客である企業の最先端の研究や技術情報を教科書につないできた。しかし、企画、執筆、検定、改稿というタイムラグを要する教科書出版の宿命により、掲載した技術情報は、常に「浦島化」してしまうという課題を抱えていた。
 そこに登場したのが、「デジタル教科書」と、総合学校教育サイト「EduTown」である。私は今、東京書籍のICT事業本部と連携し、デジタル教科書とアプリでリンクする「デジタル工場見学」や今回開設した教育サイト「EduTown」のコンテンツ開発を応援している。
 東京書籍の「新編化学」には、私が提案した「化学の星」と名付けた企画ページがある。化学を学んだ人々が、いかにして化学会社やベンチャー企業、伝統工芸の、研究者、経営者、技能者になったのかを紹介するレポート記事である。
 こうした問題意識を発展させ、小社と学校ネット、そして東京書籍の3社は、EduTownのなかに「あしたね」と名付けた職業人情報のアーカイブスを開設し、それを活用する教育教材を開発した。これまでも、神奈川県や愛媛県の学校で活用していただき、著名人を含めた約250人のキャリアデザイン情報を、約58万人の学生たちが学んできた。そして、「EduTown」の情報サイトとして今、この取り組みを全国規模に広げる職業人情報の収集と発信を進めていこうという計画である。
 こうしたキャリア情報サイトの開発には、多くの企業や地方自治体が積極的な協力を示してくれている。私は、デザインコンサルティングという本業とは別に、公益と事業益を両立させる「CSV(共有価値)事業」の研究開発を行う企業の組織体、(社)CSV開発機構の理事長を務めている。「CSV(Creating Shared Value)」とは、米国ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が提唱している概念で、「共有価値」、すなわち公益に資するビジネス投資の重要性をメッセージしたものだ。
 企業の研究開発をはじめとする実践を、学校教育や次代の人材育成につなげていくことは、企業にとって「共有価値」の開発そのものである。目覚めた多くの協力企業が、さまざまな企業人情報や、先端技術情報、生産活動情報を、「あしたね」をはじめ、多様な教育テーマに基づく「EduTown」サイトにつないでくれているのである。学生の国際交流を進めているJTBとは、「国際交流サイト」を、キリンをはじめとする食品メーカーとは、「地域食文化サイト」を、住友林業をはじめとする住宅メーカーとは、「山づくり・家づくりサイト」を開発し、学校教育の現場でご活用いただきたいと考えている。
 また、全国の自然科学館をネットワークする公益財団法人、(財)科学技術広報財団の理事として、教科書や学校教育における学びを、地域の自然科学館につなぎ、科学技術のリテラシー教育と教科教育を循環させていくことで、新しい教育プログラムを様々に生み出すことができるはずである。EduTownでは、その第一弾として、国立科学未来館の企画展と連携した「日本の世界一技術サイト」も開設する。
 目覚めた企業や団体と共に拓く教育の可能性と未来を、教師の皆様と共に大きく広げていきたいと考えている。

(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長 赤池 学 / あかいけ まなぶ

PROFILE
(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長
赤池 学 / あかいけ まなぶ

東京都出身。筑波大学生物学類卒業、静岡大学大学院中退。社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、環境・福祉対応の商品・施設・地域開発を手がける。「生命地域主義」「千年持続学」「自然に学ぶものづくり」を提唱し、科学技術ジャーナリストとして、製造業技術、科学哲学分野を中心とした執筆、評論、講演活動にも取り組む。(社)CSV開発機構理事長、(社)環境共創イニシアチブ代表理事、(財)科学技術広報財団理事も務める。